雨楽な家BLOGBLOG
ヒアリングシートで思いをしっかり伝えよう
「雨楽な家」では基本設計に入る際「ヒアリングシート」というご要望を記入していただくシートをお客様にお渡ししています。
ベストプランを作成するために、お客様の思い描く暮らし方の情報を共有することが目的です。
部屋数やスペース、そして外観・内観のイメージ、持ち込み家具の種類や寸法など記入項目は多彩です。
要望が多いときは、優先順位を考えておくと設計打合せがスムーズに進みます。
このたび愛知県に完成したお客様の家も、このヒアリングシートから始まりました。
ヒアリングシート内のお客様のご要望に対して、じっくりアドバイスをすることで方向性が決定。
敷地は、総2階の建物が立ち並ぶ狭小間口の北側道路の土地です。
最大のご要望は、明るく風通しのよいLDKと室内干しができるスペースの確保でした。
まず考えたのがLDKの位置。明るく風通しのよい空間とするため打合せを重ねた結果、
南側の高い位置からの採光にポイントを決め、LDKを建物中央に配置。
リビングに大きな吹抜けを設け屋根を片流れにすることで
南からの採光を確保することができました。(写真1)
次に、階段をストリップ階段、2階の腰壁を格子壁とすることで空間も広がり、
風通しの良い空間となりました。(写真2)
もちろん断熱材やサッシの性能を上げて断熱性能も考慮しています。
南側に取付けた4つの窓からしっかり陽ざしが入り風通しの良い空間の2階ホール兼廊下は室内干しのスペースとしました。
常時物干し金物があると邪魔になるので、脱着できる物干し金物「ホスクリーン」を採用しました。